燃料デブリ、5施設で分析 福島第1原発で昨秋採取
日本原子力研究開発機構は8日、東京電力福島第1原発で試験的に採取した溶融核燃料(デブリ)を、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)など4施設に分配すると発表した。現在デブリがある機構の大洗原子力工学研究所(茨城県)と合わせ、5施設で詳細に分析する。
デブリは約0・7グラムと少量のため1施設当たり0・1グラム程度となるが、担当者は「十分に分析できる量だ」としている。
ほかの分配先は茨城県内の原子力研究会社など。デブリを切断して電子顕微鏡で観察するほか、ウランの酸化状態から事故時の原子炉内の状況を把握するなど、半年から1年程度かけて調べる。
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