輪島伝統の御陣乗太鼓、打ち初め 2年ぶり
能登半島地震で被災した石川県輪島市名舟町で2日、伝統芸能「御陣乗太鼓」の打ち初め式があった。昨年は地震の影響で開かれず、2年ぶり。バチを大きく振り上げ、激しく太鼓をたたく様子に、集まった住民らが見入っていた。
保存会によると、例年は集落の神社で打ち初めをしていたが、地震で本殿が全壊したため昨年は中止。今年会場とした集会所も壁がはがれるなどしているが、ここで保管していた太鼓は全て無事だった。
この日は、地震で地元を離れ一時帰省している人も含め、1歳~60代の約20人が参加してバチを握った。親に連れられた幼児が緊張した様子で太鼓をたたくと、温かい笑顔が広がった。
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