「水害マップ」に内水氾濫の情報 下水道・水路から雨水、国交省
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国土交通省は全国に109ある1級河川ごとに、洪水(外水氾濫)で浸水しやすい区域を示した「水害リスクマップ」を更新し、下水道や水路から雨水があふれる内水氾濫の情報を追加する。正確性を向上する狙い。すでに都市部を優先して作業を始めており、順次公開していく。
水害リスクマップは、河川周辺の地図に「10年に1度の大雨で浸水する区域」「50年に1度の区域」「100年に1度の区域」などを色分けして示している。水害に遭うリスクの高低が分かるため、住宅や企業関連施設の建設場所を決める場合などに使う。2022年12月から国交省ホームページで公開が始まった。
内水氾濫は河川から離れた区域でも発生する特徴がある。国交省は下水道管の設置場所などの分析で得られた内水氾濫の被害想定を活用し、新たに地図を色分けする予定だ。
国交省の調査によると、13~22年の10年間に起きた水害の被害金額4兆1千億円のうち、34%に当たる1兆4千億円は内水氾濫が原因だった。同期間に浸水した建物29万棟に占める割合は59%、17万棟に及んだ。
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