全国7産地のモンブラン、頂点競う 山鹿市で大会 岐阜県恵那市が優勝

熊本日日新聞 2024年11月16日 19:05
全国モンブラン大会で出品作を評価する審査員=16日、山鹿市
全国モンブラン大会で出品作を評価する審査員=16日、山鹿市

 クリの生産量が西日本一の山鹿市で16日、「全国モンブラン大会」が開かれた。会場の鹿北グラウンドには、国内のクリ産地が厳選したオリジナルのモンブランが出品された。審査の結果、岐阜県恵那市の出品作が優勝した。やまが和栗振興協議会主催。

 和栗文化の継承と地域活性化を目的に昨年、茨城県笠間市で初開催され、山鹿市の洋菓子店が人気ナンバーワンになった。今回は山鹿、笠間、恵那の3市と小布施町(長野県)、掛川市(静岡県)、京丹波町(京都府)、四万十町(高知県)の計7産地が参加した。

優勝した岐阜県恵那市のモンブラン「栗和」
優勝した岐阜県恵那市のモンブラン「栗和」

 パティシエやシェフ、木村敬熊本県知事ら5人が、見た目や味など5項目で採点した。山鹿市からは予選を制した洋菓子店「An(アン)」が出品。地元の鹿北中3年生が各産地の特徴を紹介した。

 優勝したのは、恵那市の菓子店「恵那川上屋」の「栗和[くりなごみ]」。クリのペーストを裏ごししたり、クリのあんを用いたりしたクリ尽くしの商品で、事業開発本部長の小川晃さん(52)は「クリを主体に一風変わったアイデアで勝負した。恵那市の人たちも喜んでくれると思う」と話した。

 この日の出品作は会場で販売され、各ブースには長蛇の列ができた。17日も一部産地のモンブランなどが並ぶ。同大会はかほくまつりとの同時開催。(本田清悟)

優勝した商品を手に持つ岐阜県恵那市の菓子店「恵那川上屋」の小川晃事業開発本部長=16日、山鹿市
優勝した商品を手に持つ岐阜県恵那市の菓子店「恵那川上屋」の小川晃事業開発本部長=16日、山鹿市

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の経済ニュース