インフルエンザが流行期入り 昨年より1カ月半遅れで 熊本県発表
熊本県は24日、県内のインフルエンザの報告数が1定点医療機関当たり1人を超え、流行期に入ったと発表した。昨年より約1カ月半遅い。
県内79医療機関からの患者報告数は前週比26%増の92人(定点当たり1・16人)で、5週連続で増加。10代以下が感染者の約8割を占め、特に人吉、天草地域で広がり始めている。県健康危機管理課は「冬にかけて感染が拡大する恐れがある」として、手洗いやうがいなど基本的な感染対策の徹底を呼びかけている。
他の感染症では、新型コロナウイルス(79定点)が前週比34%減の94人、手足口病(50定点)が18%減の370人だった。
全数報告分では、結核が4人、レジオネラ症が3人、梅毒が2人、日本紅斑熱、播種[はしゅ]性クリプトコックス症、百日ぜきが各1人だった。(丸山伸太郎)
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