HIVの相談数と検査数、熊本市で3年連続増 熊本県内の感染者は減少

熊本日日新聞 2024年10月22日 19:36
熊本市のHIVの相談数と検査数が増えていると報告された市エイズ総合対策推進会議=22日、熊本市中央区
熊本市のHIVの相談数と検査数が増えていると報告された市エイズ総合対策推進会議=22日、熊本市中央区

 熊本市エイズ総合対策推進会議が22日、中央区の市総合保健福祉センターであり、市保健所が2023年に実施したHIV(エイズウイルス)の相談数と検査数が、3年連続で増えたと報告された。コロナ禍による受診控えが解消されつつあるとみられる。

 市感染症予防課によると、23年の相談数は前年比34件増の716件、検査数は19件増の652件。コロナ禍が広がった20年はそれぞれ367件、358件と落ち込んでいた。

 熊本県内で23年に確認されたエイズ患者は7人、HIV感染者は5人で、前年より2人ずつ減少した。

 会長の松下修三熊本大ヒトレトロウイルス学共同研究センター特任教授は「診療所や郵送による検査の促進が早期診断につながる」と話した。国が初めて承認した感染予防のための抗HIV薬も紹介した。医師や教育関係者ら15人が出席した。(飛松佐和子)

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