HIVの相談数と検査数、熊本市で3年連続増 熊本県内の感染者は減少
熊本市エイズ総合対策推進会議が22日、中央区の市総合保健福祉センターであり、市保健所が2023年に実施したHIV(エイズウイルス)の相談数と検査数が、3年連続で増えたと報告された。コロナ禍による受診控えが解消されつつあるとみられる。
市感染症予防課によると、23年の相談数は前年比34件増の716件、検査数は19件増の652件。コロナ禍が広がった20年はそれぞれ367件、358件と落ち込んでいた。
熊本県内で23年に確認されたエイズ患者は7人、HIV感染者は5人で、前年より2人ずつ減少した。
会長の松下修三熊本大ヒトレトロウイルス学共同研究センター特任教授は「診療所や郵送による検査の促進が早期診断につながる」と話した。国が初めて承認した感染予防のための抗HIV薬も紹介した。医師や教育関係者ら15人が出席した。(飛松佐和子)
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