梅毒の匿名検査、医療機関でも可能に 熊本県内29カ所、HIVも
熊本県は21日、保健所で実施しているHIVと梅毒の匿名検査を県内29カ所の医療機関でも始めた。県内では梅毒の感染者が多発しているため、早期発見・治療につなげる。
医療機関での検査はHIVと梅毒がセットで、料金は千円。希望者は県保健所に連絡し、医療機関につなげてもらう。
県によると、2024年の梅毒の感染者数は13日現在、累計183人。年間で過去最多だった23年の252人に次ぐペースで推移している。HIVは、エイズ発症後に感染が判明するケースの増加が課題で、早期発見が欠かせないという。
県管轄の10保健所と熊本市保健所では無料、匿名の検査を実施しているが、熊本市以外では各保健所で月1~2回と限られていた。熊本市保健所は週3日、検査を受け付けている。(横川千夏)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツTHEMES
医療・健康-
高齢者、ショーへ準備万端 益城町の健康体操教室で美しく歩く練習励む 26日、上通並木坂で本番
熊本日日新聞 -
AED使用解禁20年 熊本市の使用率8%、広がらない要因は?
熊本日日新聞 -
手足口病、3週連続で増加 熊本県感染症情報
熊本日日新聞 -
熊本城など緑にライトアップ 移植医療に理解呼びかける「グリーンリボンデー」
熊本日日新聞 -
家族が医療事故…真相究明に立ちはだかる〝厚い壁〟とは? 被害者団体「多くの家族が泣き寝入りしている」
熊本日日新聞 -
臓器提供、命救う選択肢知って 時間かけ、本人の気持ち大事に 県移植医療推進財団、熊本市で公開講座
熊本日日新聞 -
便失禁改善へ「再生医療」 高野病院(熊本市)で治験進む 胸筋の細胞使用「新たな選択肢に」
熊本日日新聞 -
動いて歩いて、楽しく健康づくり 山鹿市で初「健幸フェスティバル」
熊本日日新聞 -
性感染症、症状なくても危険
熊本日日新聞 -
医療ケア児、幅広い支援を 就学、災害時…連携体制訴え 専門医ら熊本市で講演会
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「損害保険」。11月14日(木)に更新予定です。