プレートの動きに変化なし 南海トラフ巡り地震調査委
政府の地震調査委員会は9日、定例の会合を開き、日向灘を震源とするマグニチュード(M)7・1の地震を議論した。会合後に記者会見した平田直委員長は、南海トラフ巨大地震を引き起こすプレートの状態に関し「現時点で動きが変わったことを示唆するデータは得られていない」と述べた。
9日に神奈川県で震度5弱を観測した地震を巡っては「一般的に考え(日向灘から)距離が遠いので関係はないと思う」との見解を示した。
国土地理院(茨城県つくば市)は震源に近い宮崎市で、東南東方向に13・0センチの地殻変動を観測したと発表した。同じ場所で7・8センチの沈降も確認された。
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