中間貯蔵、青森県などが安全協定 9月にも燃料搬入、国内初

共同通信 2024年8月9日 19:30
 安全協定締結後、記者会見する青森県の宮下宗一郎知事=9日午後、青森市
 安全協定締結後、記者会見する青森県の宮下宗一郎知事=9日午後、青森市

 原発の使用済み核燃料を保管する中間貯蔵施設(青森県むつ市)を巡り、県と市、事業者のリサイクル燃料貯蔵(RFS)は9日、燃料搬入の前提となる安全協定を3者間で結んだ。自治体側で必要な手続きはこれで終わり、9月までに東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から燃料が搬入される見通し。原発敷地外での中間貯蔵が国内で初めて始まる。

 中間貯蔵施設は使用済み核燃料を再処理するまで一時保管する施設で、国が掲げる核燃料サイクルの一端を担う。協定では中間貯蔵は「最長50年間」とし、期限までに燃料を搬出すると明記。ただ現時点で国内に完成した再処理工場がなく、搬出の実現性を問う声も出ている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧