北海道の粉雪、将来消える? 地球温暖化が原因、災害に影響も
「パウダースノー」と呼ばれる北海道のふわふわした雪が将来、地球温暖化の影響で本州に似た重い雪質に変化するとの研究結果を、北海道大大学院理学研究院の佐藤陽祐准教授(気象学)らの研究グループがまとめた。温暖化による降雪量や積雪量の分析はあっても、雪質の変化に着目した研究はなかったという。除雪や雪氷災害に影響する恐れがある。
佐藤准教授によると、道内は気温が低いため、上空で氷粒子に付いた水蒸気が水の状態を経ずに結晶となる。さまざまな形状があるが、隙間があるためさらさらした軽い雪になる。一方、道外では氷粒子に水滴が付いて凍るため締まった状態で、雪が重くなる。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
次世代大型加速器、日本が先導を 技術進展と欧州科学者
共同通信 -
福島第1、格納容器外側調査へ 30年代デブリ本格採取に向け
共同通信 -
プレートの動きに変化なし 南海トラフ巡り地震調査委
共同通信 -
中間貯蔵、青森県などが安全協定 9月にも燃料搬入、国内初
共同通信 -
美浜原発蒸気噴出事故から20年 安全軽視5人死亡、配管点検なく
共同通信 -
注目論文数、日本は13位 インド、韓国が順位上げる
共同通信 -
10年間で火山観測の体制整備 噴火予測へ計画の要点決定
共同通信 -
女川原発の訓練で熱中症と脱水 2号機再稼働には影響なし
共同通信 -
伊方、川内原発に異常なし 震度6弱地震、規制委
共同通信 -
蚊の雄は雌の羽音聞き分け交尾? 繁殖制御へ期待、名古屋大
共同通信