益城町、誕生70周年で記念式典 町民ら節目祝う
![益城町の町制施行70周年を祝った式典=2日、同町](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-06/IP240602TAN000012000_03.jpg?itok=75ttnGv9)
益城町の町制施行70周年記念式典が2日、町文化会館であり、町民ら約150人が町の歩みを振り返り、節目を祝った。
はじめに、2016年の熊本地震の犠牲者に黙とうをささげた。西村博則町長が「町民の不屈の精神と優しさで地震を乗り越えてきた。『住み続けたいまち』と思ってもらえるよう尽力していく」とあいさつ。町復興大使で津軽三味線奏者の髙﨑裕士さん、広安西小吹奏楽部の演奏もあった。
益城町は1954年4月、飯野村、広安村、木山町、福田村、津森村が合併して誕生。人口は合併当初の2万1047人から、3万4032人(2024年4月末現在)に増えている。
1971年に熊本空港が開港。99年には九州自動車道益城熊本空港インターが開設するなど、熊本県の交通の要衝として発展してきた。一方、熊本地震では史上初めて震度7を2度観測。被災した町役場の建て替えを2023年に終え、県道熊本高森線4車線化など、復興事業が進められている。(河北英之)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツTHEMES
熊本地震-
熊本地震で被災の馬具櫓と石門周辺、石垣復旧案を承認 熊本城修復検討委
熊本日日新聞 -
大津町の国重文「江藤家住宅」、被災からの復旧工事が終了 落成式に町民ら100人出席
熊本日日新聞 -
消防団詰め所、全て復旧 南阿蘇村乙ケ瀬区の建て替え工事完了
熊本日日新聞 -
被災した古墳の復旧課題知って 熊本県教委など山鹿市で市民講座 来年3月まで前10回
熊本日日新聞 -
熊本城の復興願う音色響く 熊本県内7高の吹奏楽部員ら、熊本市の新市街でチャリティーコンサート
熊本日日新聞 -
国重文の熊本城・平櫓、石垣復旧工事始まる 高さ19メートル、加藤時代に築造
熊本日日新聞 -
熊本競輪場再建、新400メートルバンクや防災機能も 地域住民ら招き内覧会
熊本日日新聞 -
日本大腸肛門病学会 県に500万円寄付金 災害からの復旧復興に活用を
熊本日日新聞 -
能登の復興遅れ…被災者ら疲労濃く 地震から5カ月、信濃毎日に出向中の熊日記者ルポ
熊本日日新聞 -
住民70人、たすきつなぐ 西原村で12時間リレーマラソン
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。
※次回は「相続・贈与は難しい」前編。7月12日(金)に更新予定です。