知ってる? 住民税 申告は 徴収方法は 前年の所得で自治体が税額計算 行政サービス支える「地域の会費」 社会人2年目のあるあるも【まね得 住民税編】
住民税について、どれくらいちゃんと知っていますか? 所得税と並ぶ身近な税金なのに、意外と知らないことが多いですよね。申告はいるの? どうやって徴収しているの? 社会人2年目の6月に突然…なんて「住民税あるある」も。重要な税金の仕組みを学んでみましょう。(太路秀紀)
住民税① 1月1日の住所地、前年の所得で課税
私たちにとって身近な税金の一つに、住んでいる自治体に納める住民税があります。ごみ処理や道路整備、教育や消防や警察など、暮らしに欠かせない行政サービスを支える重要な税金です。しかし、仕組みをよく知らないという人も多いと思います。所得税の確定申告に比べると認知度は低めですが、実は3月15日までは住民税も申告期間です。今回から住民税について紹介します。
会社などの法人も住民税を納めますが、記事では個人に課される住民税に焦点を当てます。
住民税は、その年の1月1日時点で住所がある自治体に納めます。所得が一定額以上であれば住民税を納める必要がありますが、注意すべきなのは、住民税は前の年の所得を基に額が決まる点です。なので前年の所得が多いと、仮にその年は収入がゼロでも住民税が課されます。
会社員は給与から住民税が天引きされます。毎年、住民税の徴収は6月から始まりますが、前年まで学生だった社会人1年目は住民税がゼロだったのに、2年目になって6月の給与から住民税が引かれ、急に手取り額が減ってびっくりした、ということはよくあります。
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