神戸徳洲会病院で70代患者死亡 糖尿病の既往歴見落としか
神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)に入院していた糖尿病の70代男性が9月に死亡した事案があり、市保健所は22日、医師が既往歴を見落とし適切な対応をしなかった可能性があるとして医療法に基づき病院を立ち入り検査した。
市によると、通院患者だった男性は新型コロナウイルスへの感染で肺炎が重症化し、8月に別の病院に転院。回復後に神戸徳洲会病院に戻り入院したが、9月に死亡した。主治医の新保雅也院長が糖尿病の既往歴を見落とし、インスリンの投与など必要な治療がなされず、血糖値のコントロールができずに死亡した可能性がある。
同病院は当初、遺族側に死因を肺炎と説明していた。
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