小児がん、臨床研究を了承 未承認薬の投与、厚労省会議
海外では承認されているものの国内で適応外や未承認となっている治療薬について、厚生労働省の専門家会議は21日、小児や「AYA」と呼ばれる若年世代のがん患者に投与する国立がん研究センターの臨床研究の計画を了承した。薬を必要とする患者に迅速に届けるのが狙いで、同センターは来年1月にも始める予定。
がんの原因となる変異した遺伝子に作用する「分子標的薬」を使う。対象は0~29歳で、病理学的に分子標的薬が有効だと診断されたり、遺伝子を調べる「がん遺伝子パネル検査」で推奨されたりしたがん患者。
患者の申し出を受け、保険診療を併用して適応外薬などを投与できる「患者申出療養制度」を活用する。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「医療」記事一覧-
iPSで「心臓周皮細胞」 新たな心不全治療の開発も
共同通信 -
「今の保険証残して」抗議 マイナ巡り医療関係者ら
共同通信 -
血液がん遺伝子検査が実用化 網羅的に解析、診断に有用
共同通信 -
介護費用、11兆5139億円に 高齢化で最多更新、23年度
共同通信 -
緊急避妊薬、試験販売284薬局 さらに増加見通し、処方箋なし
共同通信 -
無床診療所の使用、審議差し戻し 中絶薬、医会の慎重論で
共同通信 -
移植見送り調査結果公表 厚労省、有識者で対応検討
共同通信 -
アルツハイマー病、米の新薬承認 イーライリリーの「ドナネマブ」
共同通信 -
精神科の訪問看護、見直しへ 過剰請求受け、厚労省が実態調査
共同通信 -
23年の臓器移植見送り509人 医療機関態勢整わず、厚労省調査
共同通信