AIが化学実験を立案、実行も 米カーネギーメロン大が開発
【ワシントン共同】米カーネギーメロン大は20日、薬の成分など有用な物質を合成する化学実験で立案から実行までをこなすAIシステムを開発したと発表した。欲しい物質や試したい手法を言葉で大まかに指示すると、AIがインターネットの情報から細かな実験方法を特定、プログラムを書いて試薬を扱うロボットを動かした。英科学誌ネイチャーに掲載された。
人間の研究者と二人三脚で新薬や素材の開発を加速する、疲れ知らずの“助手”に育つ可能性がありそうだ。だがテロなどの目的で危険な物質を作るのに利用される恐れもあり、ゲーブ・ゴメス助教は「現段階では一般公開はせず、悪用を回避する方法の開発も進めている」と話した。
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