コロナ、ワクチン国際枠組み終了 年末で平常対応に
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は20日までに、新型コロナウイルスワクチンの公平供給を目指す国際枠組み「COVAX(コバックス)」が31日に終了すると発表した。これまでに20億回分を提供し、約270万人の命を救ったと推計した。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を巡るワクチンの緊急対応が、平常対応に移行する。
コバックスは資金力がない途上国にもワクチンを行き渡らせるため、複数の国で共同購入し公平に分配する枠組み。新型コロナの脅威が世界中に広がった2020年、WHOなどが立ち上げ、190カ国・地域が参加した。
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