献血バス辞退相次ぐ 熊本県血液センター、「コロナ対策万全」企業の協力求める

熊本日日新聞 | 01月20日 10:50

感染防止対策が取られた献血バスの車内。採血スタッフとベッドの協力者の間はアクリル板で仕切られている=15日、熊本市東区の県赤十字血液センター

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、熊本県が独自の緊急事態宣言を発令した14日以降、献血の協力者が激減している。特に献血バスの企業などでの受け入れ中止が相次ぎ、輸血用血液の在庫が激減している状況だ。県赤十字血液センターは「このままでは医療機関に血液を供給できない恐れがある」と危機感を募らせている。

 県内で献血ができるのは、熊本市の献血ルーム2カ所と献血バス。同センター献血推進課によると、県内で採血される献血(400ミリリットル)のうち、献血バスが約7割を占めるという。

 昨年4月の緊急事態宣言を含め感染が拡大した昨年2月後半から5月までの2カ月半に、予定していた献血バス延べ200台のうち34台が、企業などからの受け入れ辞退の申し出で中止となった。今回は既に1月15~31日に予定していた33台のうち12台が中止に。同期間中に必要な協力者数は約2500人だが、このままでは約1700人しか確保できず、約800人分の血液が不足する恐れがある。同課は「これまで経験したことのないペースで、受け入れが中止となっている。さらに増える恐れもある」と懸念する。

 献血バス受け入れ予定の前日に急きょ中止され、代替先を探す時間がないケースも。バスを受け入れてもらっても、企業や大学などでテレワークやリモート授業が拡大し、協力者自体も今後、減少する可能性がある。

 献血バス内は、ベッドごとにアクリル板で仕切られ、スタッフは協力者ごとに手袋を付け替えるなど「感染対策は万全だ」(同課)という。同課は献血への協力と、献血バスの受け入れを呼び掛けている。同課TEL096(384)6725。(緒方李咲)

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