復興進む町で、一様ではない被災者の思い 東日本大震災12年 26歳の熊日記者が肌で感じた〝被災地の今〟

熊本日日新聞 2023年3月10日 18:00
津波にのまれ、赤い骨組みだけが残った宮城県南三陸町の防災対策庁舎。12年前の「あの日」、最後まで住民に避難を呼びかけ続けた当時24歳の女性町職員を含む43人が犠牲になった場所だ=2月上旬

 東日本大震災から12年を迎える宮城県南三陸町を今年2月、全国の地方紙の若手記者と共に、熊本日日新聞社の東誉晃[たかあき]記者(26)が訪れた。整備が続く新しい景色の町で被災者の話を聞き、4月で7年となる熊本地震の復興とも重ねた。「ハード面...

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