熊本県内でも非常に激しい雨 線状降水帯は確認されず けが人や家屋の被害なし

熊本日日新聞 | 2022年7月19日 22:16

 九州北部地方は19日、大気の不安定な状態が続き、未明から明け方にかけて福岡、佐賀、大分県と山口県で、積乱雲が次々と発生して局地的な大雨を降らせる「線状降水帯」が確認された。熊本県内では確認されなかったが、山鹿市で非常に激しい雨を観測した。

 熊本地方気象台によると、18日午前4時の降り始めから19日午後3時までの総雨量は、山鹿市232ミリ、山都町148ミリ、高森町134・5ミリ、湯前町134ミリなど。山鹿市では19日午前2時14分までの1時間に、62ミリの非常に激しい雨を観測した。

 熊本県によると、19日夕方までにけが人や家屋被害の報告はなかった。八代市坂本町で県道が通行止め。県内20市町村が高齢者等避難を発令し、28市町村の避難所計202カ所に最大270人が避難した。県教育委員会と熊本市教委によると、人吉市や阿蘇市を中心に小中高校など54校が休校した。

 空の便は雷雨の影響で、日本航空とソラシドエアが熊本発羽田行きの各1便、天草エアラインは天草-福岡間など6便を欠航した。九州新幹線は山陽、東海道新幹線が大雨で運転を見合わせた影響で遅れが出た。JR鹿児島線やフェリーも乱れた。

 熊本地方気象台は、20日昼前にかけて多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降ると見込み、引き続き土砂災害や低地の浸水、河川の増水に注意するよう呼びかけている。

 天草市の測定地では、機器の不具合で気温が観測できない状態が続いている。(中原功一朗、野村拓生)

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