熊本県内の新型コロナ感染者数、6月中旬から増加 感染対策の徹底、県が呼びかけ

熊本日日新聞 | 2022年6月29日 22:07

新型コロナウイルスの感染防止策の徹底を呼びかける県の沼川敦彦健康福祉部長=29日、県庁

 熊本県は29日、新型コロナウイルスの感染者数が6月中旬から増加に転じ、八代保健所管内では過去最多になったと発表した。「さらなる増加が県内全域で懸念される」として、感染対策の徹底を県民に呼びかけた。

 県健康危機管理課によると、県内の感染者数は5月下旬から減少していたが、6月10日ごろから緩やかに増加。28日の感染者数は、4月12日以来となる800人超となった。

 県内の10万人当たりの感染者数は28日までの1週間で202・6人。沖縄県に次いで全国で2番目に多かった。10万人当たりの感染者数を県内の11保健所別で見ると、八代が607・5人となり最多。次いで宇城が373・5人だった。

 県内の感染者は10代以下の感染が目立ち、親世代の30、40代や、60代以上も増加傾向にある。

 県は「家庭内と学校、保育施設での感染が多く、全体を引き上げている」とみている。旅行や会食など、人の行動が活発になっていることも、感染者増加の要因として挙げた。

 沼川敦彦健康福祉部長は臨時記者会見で「今後も感染拡大が起こりうる状況にある。特に高齢者の感染が増えると、病床が逼迫[ひっぱく]する可能性がある」と説明。手洗いや換気、屋内でのマスク着用といった基本的な対策の徹底を求めた。(河内正一郎)

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