熊本県内でインフル「警報」続く 新型コロナ、感染性胃腸炎も増加 救急外来の逼迫予想も

熊本日日新聞 2025年1月16日 17:54
熊本県内でインフル「警報」続く 新型コロナ、感染性胃腸炎も増加 救急外来の逼迫予想も

 熊本県は16日、県内79の定点医療機関から6~12日に報告されたインフルエンザの患者数が、前週比98人増の3880人だったと発表した。1定点当たりでは49・11人で、警報レベルとされる30人を4週連続で上回った。

 昨年12月23~29日に前週比約1・9倍の7312人に増え、記録の残る2003年以降で最多となっていた。年明け以降も流行が続いている。

 6~12日は、年代別では10歳未満が38%、10代が14%で、依然として子どもに感染が広がっている。地域別では有明が88・5人で最多。人吉78・2人、宇城60・5人と続いた。

 新型コロナウイルスの報告数は487人で、前週比2・1倍に増加した。冬場に流行する傾向がある感染性胃腸炎は263人で、前週比2・8倍となった。

 県健康危機管理課は、感染症の流行拡大で救急外来の逼迫[ひっぱく]が予想されるとして「救急安心センター#7119」や「子ども医療電話相談#8000」の利用を呼びかけている。

 全患者数を報告する感染症は、侵襲性肺炎球菌感染症が5人、結核が4人、劇症型溶血性レンサ球菌感染症が3人、梅毒が2人、レジオネラ症、侵襲性インフルエンザ菌感染症、百日ぜきが各1人だった。(丸山伸太郎)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
医療・健康