熊本県内でインフル「警報」続く 新型コロナ、感染性胃腸炎も増加 救急外来の逼迫予想も
熊本県は16日、県内79の定点医療機関から6~12日に報告されたインフルエンザの患者数が、前週比98人増の3880人だったと発表した。1定点当たりでは49・11人で、警報レベルとされる30人を4週連続で上回った。
昨年12月23~29日に前週比約1・9倍の7312人に増え、記録の残る2003年以降で最多となっていた。年明け以降も流行が続いている。
6~12日は、年代別では10歳未満が38%、10代が14%で、依然として子どもに感染が広がっている。地域別では有明が88・5人で最多。人吉78・2人、宇城60・5人と続いた。
新型コロナウイルスの報告数は487人で、前週比2・1倍に増加した。冬場に流行する傾向がある感染性胃腸炎は263人で、前週比2・8倍となった。
県健康危機管理課は、感染症の流行拡大で救急外来の逼迫[ひっぱく]が予想されるとして「救急安心センター#7119」や「子ども医療電話相談#8000」の利用を呼びかけている。
全患者数を報告する感染症は、侵襲性肺炎球菌感染症が5人、結核が4人、劇症型溶血性レンサ球菌感染症が3人、梅毒が2人、レジオネラ症、侵襲性インフルエンザ菌感染症、百日ぜきが各1人だった。(丸山伸太郎)
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