南阿蘇の交通量、震災前水準に 新阿蘇大橋開通1カ月、1日当たり1万6600台

熊本日日新聞 | 2021年04月28日 07:30

新阿蘇大橋を眺める観光客=27日、南阿蘇村

 国土交通省熊本復興事務所(南阿蘇村)は27日、南阿蘇村の国道325号新阿蘇大橋の開通後に、南阿蘇地域の平日の交通量が熊本地震前の水準まで回復した、と発表した。
 開通から1カ月となる4月7日に交通量を測定した。

 国道325号と県道熊本高森線・俵山ルートの交通量合計は1日当たり1万6600台で、地震前の2015年10月の同1万5400台を上回った。開通直前の同1万900台と比べると、約1・5倍に増えた。

 新阿蘇大橋自体の交通量は1日当たり1万2700台だった。一方で迂回[うかい]路だった長陽大橋ルートは同1400台と、開通直前と比べて9割弱減少した。同事務所は「多くが新大橋利用に転換している」と分析している。

 道の駅「あそ望の郷くぎの」(同村久石)の3月の来場者数は3万500人。開通前の20年3月の約1・2倍に増え、地震直前の16年3月の2万8400人も上回った。新大橋そばの展望所「ヨ・ミュール」のジェラート店は1週間で約2500個を売り上げ、想定の約1・5倍という。

 ただ、県内でも新型コロナウイルスの感染が急拡大。同事務所は「大型連休の利用者は予測できないが、南阿蘇地域の周遊には確実につながっている」とした。(上杉勇太)

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