益城中、待ちわびた新校舎落成 熊本地震被災の公立校、全て復旧

熊本日日新聞 | 2021年04月04日 08:00

完成した新校舎の前で笑顔を見せる益城中吹奏楽部の生徒たち=益城町
益城中の落成式でテープカットする関係者ら

 熊本地震で被災し、プレハブ校舎での授業を続けてきた益城町惣領の益城中の新校舎が、完成した。3日、現地で落成式があり、生徒らは待ちわびた新しい学びやに目を輝かせていた。

 新校舎は鉄筋コンクリート3階建て。プールや、1月に完成した体育館などを含む総事業費は約46億5千万円。駐輪場や部室、外構など一部工事は本年度中に完了する予定。

 同中は地震で建物の杭[くい]が損傷し、地盤沈下も発生。地盤改良に加え、工事入札の不調・不落が続き、地震から3年半以上たった19年11月に着工。今年3月卒業した生徒たちは、入学から卒業まで3年間をプレハブ校舎で過ごした。

 体育館であった式典にはPTAなど関係者約120人が出席。同中吹奏楽部によるオープニング演奏の後、西村博則町長が「新校舎で学ぶ生徒たちが町の復興の一翼を担い、活躍することを願う」とあいさつした。

 生徒会長の恒松大智さん(3年)が「ずっとプレハブで学校生活を送った先輩たちの思いを受け止め、新しい気持ちで学校の歴史の一ページを作っていきたい」と感謝の言葉を述べた。

 県教委によると、地震で被災し、国の災害復旧事業の対象となった県内の公立小中高272校の復旧は、益城中で全て完了する。プレハブ校舎の撤去工事も進んでいる。(立石真一)

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