米とフランス首脳、欧州派兵協議 鉱物合意近いとトランプ氏
【ワシントン共同】トランプ米大統領は24日、フランスのマクロン大統領とホワイトハウスで会談した。ロシアとウクライナの和平交渉に関し、戦闘終結後に欧州諸国がウクライナの平和維持のため部隊を派兵する案を協議した。トランプ氏は会談冒頭、ウクライナへの軍事支援の見返りに、希少な鉱物資源供与を求めている交渉の合意が近いとの見通しも示した。
トランプ氏はロシアのプーチン大統領も欧州諸国の派兵を「受け入れるだろう」と自信を示した。だがプーチン氏は北大西洋条約機構(NATO)軍のウクライナ駐留に反対の立場で、同意を得ていない可能性がある。
トランプ氏は欧州諸国の派兵案について「問題があるとは思わない」と述べ、支持を表明。マクロン氏は部隊派遣も含め、ウクライナの安全保障を「喜んで提供する用意がある」と賛同した。
トランプ氏は鉱物資源供与を巡るウクライナとの交渉に関し、ゼレンスキー大統領が「合意のため今週か来週に来るかもしれない」と期待感を示した。和平交渉がまとまれば自身とプーチン氏が互いの国を訪問するとの見方を示した。