地方に億ション続々と登場 富裕層、共働きに需要拡大
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全国で販売価格が1億円を超える分譲マンションが増えている。これまでは大都市圏中心だったが、富裕層や高収入の共働き世帯による需要拡大を受け、地方にも「ローカル億ション」と呼ばれる高級物件が続々と登場。不動産業界の関係者は「とりわけ歴史地区や景観の良い場所のマンションが人気だ」と話す。
ライフルホームズ総研の調査によると、住宅情報サイト「ライフルホームズ」に掲載された億ションの所在地は2020年時点で18都道府県だった。その後、各地で増加し、24年末までに35都道府県で掲載があった。
物件数は東京都や大阪府、神奈川、愛知、兵庫各県といった大都市圏に集中しているが、福島、茨城、島根、鹿児島各県でも億ションが販売されるなど、地域的な広がりが近年目立つ。
ライフルホームズ総研の中山登志朗副所長は「供給側が大都市での成功経験を他の都市にも広げ、潜在的な需要を掘り起こした」と分析。富裕層が増加し、資産形成や相続時の節税のため購入するケースが多いという。
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