島根原発2号機の不具合機器復旧 水素と酸素、濃度不表示
中国電力は22日、島根原発2号機(松江市)で不具合を起こしていた機器が復旧したと発表した。中国電によると、機器は原子炉格納容器内の水素と酸素の濃度を監視するもので、濃度の数値がモニターに表示されていなかった。調査の結果、計測データを送る機器が故障していることが判明し、取り換えた。安全性に影響はなく、運転を続けていた。
不具合は20日、社員がモニターの異変で気付いた。設備は重大事故時に必要となるが、同じものを複数設置しており、正常な設備で監視していた。社内規定では30日以内に復旧しない場合、運転停止となる。
島根、鳥取両県は20日夜、原発に立ち入り調査を実施した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
核廃絶組織の役員に鈴木達治郎氏 長崎大教授、日本人として初めて
共同通信 -
核融合人材の育成、強化へ 国内外の機関へ派遣支援
共同通信 -
関電高浜3号機が定期検査入り 6月に営業運転再開予定
共同通信 -
中国、福島原発で処理水を初採取 IAEA主導の追加監視
共同通信 -
CO2地下貯留の候補地に苫小牧 年内試掘へ事業者公募
共同通信 -
島根原発監視機器に不具合 2号機、安全性に影響なし
共同通信 -
分析中の燃料デブリを初公開 原子力機構研究施設
共同通信 -
定検の大飯4号機の原子炉起動 関電、3月営業運転再開へ
共同通信 -
新型量子計算機チップを開発 米MS、数年以内に実用化も
共同通信 -
中国、福島県沖の水産物を初採取 IAEAの処理水追加監視で
共同通信