県の再調査で一転、いじめ認定 福岡の私立高「重大事態」

共同通信 2025年2月19日 19:26
 記者会見する再調査委員会の伊藤巧示委員長=19日午後、福岡県庁
 記者会見する再調査委員会の伊藤巧示委員長=19日午後、福岡県庁

 福岡県内の私立高で2021年、生徒が不登校になった事案について、県の再調査委員会は19日、いじめが原因であり、いじめ防止対策推進法の重大事態に認定したと発表。同校設置の第三者委は21年10月「いじめはなかった」と結論付けたが、生徒側は、聞き取りを受けていないとして再調査を求めていた。

 再調査委の伊藤巧示委員長は記者会見を開き「当時の学校はいじめに関する法の趣旨を正しく捉えていなかった。被害生徒の視点が抜けていた」と述べた。

 再調査委は被害生徒を含む聴取などから、他の生徒による「この教室には(被害)生徒がいるから、隣の教室で食べよう」といった発言がいじめに該当するとした。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧