トランプ米大統領、ハマスに圧力 強硬姿勢で人質解放要求
![イスラエル軍の攻撃を受けたモスク(イスラム教礼拝所)に金曜礼拝のために集まった人たち=14日、ガザ北部ガザ市(AP=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021501000315.-.-.CI0003.jpg)
![イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021501000238.-.-.CI0003.jpg)
【エルサレム共同】イスラエル首相府は14日、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザで15日に解放予定の人質3人の名簿を受け取ったと発表した。解放延期表明から一転し、停戦合意に基づいた手続きが進んでいる。人質全員の解放を求めるトランプ米大統領はホワイトハウスで記者団に「何が起きるか分からない。強硬な姿勢で臨む」と述べ、ハマスに改めて圧力をかけた。停戦継続が焦点。
ネタニヤフ首相は、人質を引き渡さなければ戦闘を再開すると警告している。ハマスが解放する予定の3人は、いずれも男性。イスラエルは見返りに、拘束するパレスチナ人369人を釈放する方針だ。1月19日に停戦合意が発効後、6回目の身柄交換になる。
イスラエルメディアは、米政権のウィットコフ中東担当特使が、残る人質の早期解放に向けて働きかけていると報じた。15日に解放予定の3人のほかに、6人が生存しているとされている。
ハマスは10日、イスラエルが停戦合意に違反していると非難し、15日に人質を解放しない考えを表明した。