米政権、AP通信外し加速 「メキシコ湾」改称巡り

共同通信 2025年2月15日 18:54
 トランプ米大統領(ロイター=共同)
 トランプ米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米政権によるAP通信外しが加速している。政権がメキシコ湾をアメリカ湾に改称した後も記事でメキシコ湾の表記を維持していることが理由。ホワイトハウス内の取材制限に加え、14日には大統領専用機内の同行取材も認めない方針を示した。民主主義を支える「報道の自由」が脅かされる事態になっている。

 ブドウィッチ大統領次席補佐官は14日、X(旧ツイッター)への投稿で「(報道の自由を定めた)憲法修正第1条は無責任で不誠実な報道をする権利を保護しているが、大統領の執務室や専用機への無制限なアクセスを保障するものではない」と主張。APが「誤報」を続けていると批判し、主要な取材スペースの「出入り禁止」を言い渡した。

 米国を代表する通信社APは世界のメディアに記事を配信し、少人数で大統領に同行する代表取材の常連になってきた。米メディアによると、トランプ大統領が14日、大統領専用機で首都近郊から南部フロリダ州の私邸に向かう際、記者は搭乗を拒否された。

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