オンラインカジノ摘発者数が最多 違法性の認識薄く、ゲーム感覚も

共同通信 2025年2月15日 08:48
 取材に応じる、オンラインカジノを4年間利用した男性=2024年12月、大阪市北区
 取材に応じる、オンラインカジノを4年間利用した男性=2024年12月、大阪市北区

 オンラインカジノ利用者らの摘発者数が2024年、過去最多に上った。警察当局は、賭け金や配当を仲介する日本国内の決済代行業者を足掛かりに、芋づる式に客を立件。国内利用者は推計300万人とも言われ、波紋はスポーツ界や芸能界にも広がる。「合法」をうたうサイトもあり、違法性の認識が薄く、ゲーム感覚での利用も指摘されている。

 「違法とは思わなかった」。19年から4年間利用した関西地方の男性(34)が始めたきっかけは、特設サイトに誘導するインターネットのバナー広告だった。オンラインカジノは主に海外事業者が運営し、大半はギャンブルが合法の国で許可を取得。男性のサイトは「海外政府のライセンス取得。合法的に運営」などと宣伝していた。

 パチンコに熱を入れた時もあったが、場所や時間を選ばずにスマートフォンから利用できるオンラインカジノにはまった。違法だと知ったのは3年後。借金は1千万円超に膨らんだが、やめることはできなかった。

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