SL人吉、温かな光に包まれる JR人吉駅前でライトアップ 夜間の集客効果に期待
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人吉市は12日、JR人吉駅前に展示しているSL人吉の夜間ライトアップを始めた。昨年11月に〝古里〟に戻り、地元のランドマークとして期待される中、夕方以降の集客にも活用し、観光客の滞在時間増を狙う。
現地であった点灯式では、全国の鉄道ファンや市内の高校生ら約50人が集まった。午後6時に13個のLED照明が点灯すると、温かな光が車体を細部まで照らした。福岡県八女市の女性(52)は「夜の姿もすてき」と目を輝かせていた。
30秒ごとに白、オレンジ、青と変わる照明は、それぞれ朝日、夕日、薄暮をイメージ。日光を反射して走るSL人吉の1日を表現した。演出を担当した大阪市の照明関連企業の長町志穂代表は「運行していた頃に思いをはせてほしい」。
点灯は当面の間、毎日午後6時~午後10時。市交通政策課の白坂禎敏課長は「にぎわいの拠点として、民間イベントの開催などにつなげたい」と期待している。(金村貫太)
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熊本市出身。早回しの歌に乗せた形態模写やデフォルメの効いた顔まねでデビューして45年。声帯模写も身に付けてコンサートや座長公演、ドラマなど活躍の場は限りなく、「五木ロボ」といった唯一無二の芸を世に送り続ける“ものまね界のレジェンド”です。その芸の奥義と半生を「ものまね道」と題して語ります。