地域限定デザインバスで通勤を 肥後大津駅~ホンダ熊本間 渋滞対策で運行開始

大津町のJR肥後大津駅北口とホンダ熊本製作所を結ぶ地域限定デザインの通勤バスが14日、運行を始めた。渋滞対策の認知度向上と車利用者の公共交通機関への転換を促す。
通勤バスは、台湾積体電路製造(TSMC)進出などに絡み、朝夕の交通渋滞緩和を目指して町やホンダ熊本、産交バスなどでつくる渋滞対策プロジェクトチーム(PT)が2台で昨年10月から約3年間の実証運行中。町企業振興課によると、1日の平均利用者数は昨年10月が86人、同11月が108人、同12月が89人。

限定デザインバスは1台のみ。左側面には町花のツツジと町の観光スポットである上井手公園の水車、中央の乗車口に町のマスコットである「からいもくん」があしらわれた。右側面は目を引く赤色を基調に、ホンダ熊本製品のバイクや耕運機などが描かれている。

14日朝、バスのお披露目会が製作所内バス停であり、PT関係者など約30人が参加。金田英樹町長が「地域と連携し、渋滞対策に取り組む。町の魅力が詰まったバスが走ることで通勤客や住民、旅行客の目に留まり、町の魅力発信や活力につながることを願う」とあいさつした。(草野太一)
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熊本市出身。早回しの歌に乗せた形態模写やデフォルメの効いた顔まねでデビューして45年。声帯模写も身に付けてコンサートや座長公演、ドラマなど活躍の場は限りなく、「五木ロボ」といった唯一無二の芸を世に送り続ける“ものまね界のレジェンド”です。その芸の奥義と半生を「ものまね道」と題して語ります。