米、鉄鋼・アルミに25%関税 国指定せず、詳細は近く発表

共同通信 2025年2月10日 10:05
 9日、米大統領専用機内で記者団の質問に答えるトランプ大統領(AP=共同)
 9日、米大統領専用機内で記者団の質問に答えるトランプ大統領(AP=共同)
 トランプ米大統領(ロイター=共同)
 トランプ米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は9日、米国が輸入する全ての鉄鋼とアルミニウムを対象に25%の関税を課すとの考えを表明した。国は指定せず、日本を含む全世界が対象になる可能性がある。詳細は10日に発表するとした。貿易相手国から課される関税率と同じ関税を課す相互関税についても、早ければ11日に発表すると述べた。

 大統領専用機内で記者団の取材に応じ明らかにした。これまではカナダやメキシコ、中国など特定国を対象にした関税を打ち出していた。今回は幅広い国が対象となる可能性があり、世界経済が一層の混乱に巻き込まれる懸念が強まっている。

 鉄鋼やアルミへの関税を巡っては、トランプ氏が1期目の2018年に大量輸入が安全保障上の脅威になるとして各国に課した経緯がある。バイデン前政権では日本に鉄鋼の無関税枠を設定するなど、一部の国や地域に例外措置がある。

 相互関税については「とても分かりやすい。相手が課すなら、こちらも課す」と語った。公表は11日か12日になるとし「ほとんど即時」の発効になるとの見方を示した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧