トランプ氏実績、５３％評価　米テレビ調査、就任３週間を前に

　【ワシントン共同】米ＣＢＳテレビは９日、共和党トランプ大統領の２期目就任から１０日で３週間になるのを前に世論調査の結果を発表した。実績について「評価する」と答えたのは５３％で、「評価しない」の４７％を６ポイント上回った。不法移民の国外追放やパレスチナ自治区ガザへの対応を支持する回答が過半数に達する一方、インフレ抑制への注力が不十分だとの回答は３分の２に及んだ。

　世論調査は５～７日に実施された。米国第一で各国に取引圧力をかける姿勢が国際的に物議を醸す局面も目立つが、米国内では共和党支持層を中心に一定の評価を保っている現状が浮かび上がった。

　世論調査では、トランプ氏が昨年１１月の大統領選での公約を着実に実行していると７０％が回答。メキシコ国境から流入するなどした不法移民の国外追放の推進を５９％、国境への米兵の追加派遣を６４％がそれぞれ支持した。