アルゼンチンWHO脱退へ コロナ対応批判、米に追随
![トランプ米大統領の就任式に出席するため、ワシントンを訪れたアルゼンチンのミレイ大統領=1月(ロイター=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025020601000123.-.-.CI0003.jpg)
【サンパウロ共同】アルゼンチン大統領府は5日、世界保健機関(WHO)から脱退すると発表した。トランプ米政権に追随した。理由について声明は新型コロナウイルス感染を挙げ、WHOの対応が「史上最大規模の経済的な惨事を引き起こした」と批判した。
ミレイ大統領はトランプ大統領を慕い、過激な言動で「アルゼンチンのトランプ」とも呼ばれる。同様の動きが広がれば「脱退ドミノ」を呼び、感染症などへの国際的な対応に悪影響を与える恐れもある。
声明は、コロナ禍での隔離措置を「科学的根拠がない」と主張。子どもを学校に通わせず、労働者の収入をなくし、企業を倒産に追い込んだと非難した。
ミレイ氏は、これまでも隔離措置のことを自由を奪う「人道に対する罪」と呼んで不満を示していた。アドルニ大統領報道官は5日の記者会見で、WHOは「一部の国の政治的影響力により独立性を欠いている」とも述べた。
アルゼンチン政府はWHO脱退にとどまらず、米国が気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を決めたことを受け、パリ協定離脱も検討している。
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