陥没穴の水止まらず、救助難航 地盤弱く長期化も、事故1週間

共同通信 2025年2月4日 19:54
 県道が陥没しトラックが転落した事故現場付近で、マンホールから汚水をくみ上げるポンプ車=4日午前、埼玉県八潮市
 県道が陥没しトラックが転落した事故現場付近で、マンホールから汚水をくみ上げるポンプ車=4日午前、埼玉県八潮市

 埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故は4日で発生から1週間がたった。穴内部では破損した下水道管などからの水が止まらず、運転手とみられる男性(74)の救助活動は難航。その後に予定している水道管や道路などの復旧作業も進められない。周辺は地盤が弱く、穴が巨大化するなど複合的な要因が重なっており、収束までは長期化しそうだ。

 「ドーンという地鳴りのような音だった」。1月28日午前9時50分ごろ、現場近くに住む女性(55)は、道路に突然穴が開き、トラックが突っ込むのを目の当たりにした。県や消防によると、穴は当初、幅3メートルほどの大きさだったが、崩落で新たにできた穴とつながり、30日未明には幅約40メートル、深さ最大15メートルに拡大した。

 県は30日以降、穴内部に積み重なったがれきを取り除く重機を投入するためスロープを整備。ここで問題になったのが水の流入だった。

 消防によると、現場地面は砂と泥が入り交じり、水が入るといっそう地盤が緩むため重機の重みで崩れてしまう。

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