処理水タンク月内解体へ 福島第1原発で放出後初
東京電力は3日、福島第1原発で処理水の海洋放出に伴い空になったタンクの解体を月内にも始めると発表した。処理水を放出したタンクの解体は初めて。2025年度末の撤去完了を目指す。
解体するのは敷地南西寄りの「J9エリア」と呼ばれる区域のタンク12基。1基の容量は700トンで、24年5~7月に計約8400トンの放出を終えている。4日に配管撤去などの準備作業を始める。
並行して処理途上の汚染水が残っている隣接エリアの9基も解体する。計約2900平方メートルの跡地には、3号機で予定している溶融核燃料(デブリ)取り出しの関連設備を建設する方針。原子力規制委が3日、東電の解体計画を認可した。
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