ウクライナ側の記者ら94人死亡 前線で取材「戦闘を記録」
【キーウ共同】ウクライナ文化情報省は31日までに、2022年2月のロシアの侵攻開始以来、前線での取材中に戦闘に巻き込まれるなどして亡くなったウクライナ側の記者らメディア従事者が少なくとも94人に上ったと発表した。文化情報省は名簿を公開し「記者は危険を冒して戦闘を記録し、信頼できる情報を世界に伝えている」と強調した。
侵攻開始から3年が近づくウクライナでは、戦場の実態を伝えようと多くの記者やカメラマンが取材に携わっている。ロシア軍の砲撃や銃撃などで死亡したケースが大半を占めるが、一部は処刑されたとの見方も出る。
公開された名簿には南部ヘルソン郊外で侵攻開始から間もない22年2月26日に射殺された地元記者ディレルベク・シャキロフ氏らウクライナ人88人と外国人6人の名前が並ぶ。
ウクライナでは首都キーウ(キエフ)や東部ハリコフ州でテレビ塔が標的になるなど報道インフラへの攻撃も相次ぐ。一方、ロシア側ではウクライナ軍の攻撃でロシア人記者らが複数死亡したと報じられている。
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