北朝鮮兵、ロシア前線引き揚げか 米報道、訓練後に復帰の可能性も

共同通信 2025年1月31日 20:23
 ウクライナ軍拠点に突撃した北朝鮮兵士を上空から撮影したとする映像の一場面(ゼレンスキー大統領のXから・共同)
 ウクライナ軍拠点に突撃した北朝鮮兵士を上空から撮影したとする映像の一場面(ゼレンスキー大統領のXから・共同)

 【キーウ共同】米紙ニューヨーク・タイムズは30日、米政府関係者らの話として、ロシア西部クルスク州でウクライナ軍と戦った北朝鮮兵が前線から引き揚げたと報じた。2週間近く前線に姿を現していないという。北朝鮮側は多数の死傷者を出しているとみられる。当局者は前線からの引き揚げについて、恒久的ではなく、追加訓練を受けるなどした後、戦闘に復帰する可能性があると指摘した。

 ウクライナ軍によると、クルスク州に派遣された北朝鮮兵は1万1千~1万2千人で、英国防省は1月中旬までに約4千人が死傷したとの推計を公表した。同じペースで死傷者が出続ければ、4月中旬までに全滅するとの見方も出ている。

 米政府関係者によると、前線復帰はロシア側が多大な死傷を避ける新たな方法を考案した後になる可能性もあるという。

 米CNNテレビは30日、ウクライナ軍に入隊した米国人20人以上が前線で行方不明になっていると報じた。死亡情報があったとしても、ロシア側から遺体が返還されないなど、身元確認が難航するケースも相次いでいるとした。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧