観測隊同行の教員が「南極授業」 衛星回線で昭和基地と学校結び

共同通信 2025年1月24日 19:48
 南極・昭和基地から中継で、タオルを使った実験を披露する長浦紀華さん(右)と山本那由さん=24日(南極観測隊同行記者撮影)
 南極・昭和基地から中継で、タオルを使った実験を披露する長浦紀華さん(右)と山本那由さん=24日(南極観測隊同行記者撮影)

 【昭和基地=南極観測隊同行記者】第66次南極地域観測隊の同行教員による「南極授業」が23、24の両日、南極・昭和基地と教員の所属学校とを衛星回線で結び、行われた。教員2人が自ら撮影、編集した動画を交えて隊員の活動を紹介し、地球環境の現状と変化を探る観測の重要性を伝えた。

 同行教員は長浦紀華さん(56)=北海道・福島小校長、北海道函館市出身=と、山本那由さん(34)=大阪府・三国丘高教諭、堺市出身。授業は国立極地研究所による教員南極派遣プログラムの一環で、23日は福島小1~6年生の約100人、24日は三国丘高の全日制1~3年生の約700人と定時制1~4年生の約100人が参加した。

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