ウラン濃縮工場内で漏水か、青森 一時基準超の濃度に、除染終了
日本原燃は21日、青森県六ケ所村のウラン濃縮工場の建屋内で、放射性物質を含む廃水約4ミリリットルが配管から漏れたとみられると発表した。最大で基準の41倍の放射性物質濃度が一時検出されたが、すでに除染を終え、基準を下回っているという。周辺環境への影響はないとしている。
原燃によると、20日午前、ウランを入れた容器を洗う部屋で、使用後の廃水をためる水槽の上に、液体が乾いた跡があるのを作業員が見つけた。この水槽に廃水を送る配管を調べると、接続部に水漏れの痕跡があり、ここから漏れたとみて詳しく調べる。
濃縮工場では昨年、部品360点について、一度も分解点検していないことが判明した。
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