パリ協定、米離脱で流れ変わらず 国連気候変動条約の事務局長

共同通信 2025年1月22日 09:08
 世界経済フォーラム年次総会のセッションで発言する国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長(右)=21日(共同)
 世界経済フォーラム年次総会のセッションで発言する国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長(右)=21日(共同)

 【ダボス共同】国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長は21日、スイスのダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)でのセッションで、トランプ米大統領のパリ協定からの離脱方針について発言。「世界で起こっている化石燃料から(再生可能エネルギーへ)の転換という大きな流れは止められない」との見方を示した。

 スティール氏は「化石燃料からのエネルギー転換への投資額は昨年1年だけで2兆ドル(約310兆円)に上った。それが気候変動対策だけでなく、雇用創出や強い経済、エネルギー安全保障に貢献した。世界に向けたシグナルは明白だ」と指摘した。

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