希少カメの管理費を詐取疑い 水族館の元館長ら4人書類送検
絶滅危惧種「ビルマホシガメ」の飼育数を偽り、国から管理費をだまし取ったとして、警視庁生活環境課は23日、詐欺の疑いで、東京・池袋のサンシャイン水族館の男性元館長(60)ら4人を書類送検した。カメは税関が密輸を差し止めて押収し、経済産業省が同館に飼育を委託していた。
書類送検容疑は2018~22年、ビルマホシガメの飼育数が8~9匹だったのに10~12匹とする虚偽の報告をし、4回にわたって管理費計約15万円を振り込ませ詐取した疑い。
同館は1999~2003年、計23匹の飼育を委託された。管理費は1匹当たり年間約1万5千円で、03年以降計約190万円を不正に得た可能性がある。
同課によると03年3月ごろ、飼育スペースが狭くなったことなどから10匹を同館元職員に譲り渡した。譲渡したことを隠そうと、カメが病気で死んだことにするなどして飼育数を少しずつ減らして報告し、帳尻を合わせようとしていたとみられる。
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