希少カメの管理費を詐取疑い 水族館の元館長ら4人書類送検

共同通信 2025年1月23日 12:37
 押収された絶滅危惧種「ビルマホシガメ」=23日午前、警視庁大森署
 押収された絶滅危惧種「ビルマホシガメ」=23日午前、警視庁大森署

 絶滅危惧種「ビルマホシガメ」の飼育数を偽り、国から管理費をだまし取ったとして、警視庁生活環境課は23日、詐欺の疑いで、東京・池袋のサンシャイン水族館の男性元館長(60)ら4人を書類送検した。カメは税関が密輸を差し止めて押収し、経済産業省が同館に飼育を委託していた。

 書類送検容疑は2018~22年、ビルマホシガメの飼育数が8~9匹だったのに10~12匹とする虚偽の報告をし、4回にわたって管理費計約15万円を振り込ませ詐取した疑い。

 同館は1999~2003年、計23匹の飼育を委託された。管理費は1匹当たり年間約1万5千円で、03年以降計約190万円を不正に得た可能性がある。

 同課によると03年3月ごろ、飼育スペースが狭くなったことなどから10匹を同館元職員に譲り渡した。譲渡したことを隠そうと、カメが病気で死んだことにするなどして飼育数を少しずつ減らして報告し、帳尻を合わせようとしていたとみられる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧