トランプ、習氏が電話会談 米中貿易議論、台湾問題けん制も

【北京、ワシントン共同】中国の習近平国家主席は17日、トランプ次期米大統領と電話会談した。中国外務省が発表した。習氏は20日のトランプ氏の大統領就任を新たなスタートとして「中米関係のさらなる進展を望む」と述べた。台湾問題は「中国の国家主権と領土の一体性に関わる問題で、慎重に対処する」よう訴え、米側をけん制した。
トランプ氏は関税引き上げなど対中強硬策を掲げている。習氏は貿易摩擦の悪化を警戒し、経済分野での協力姿勢を示す一方で、「核心的利益の中の核心」とする台湾問題で譲歩しない方針を鮮明にした。
トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)で、貿易不均衡の是正や違法薬物対策について議論したと発表。米国での利用禁止につながる新法が19日に発効するかどうかが焦点となっている中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」も議題に上ったと明らかにした。
トランプ氏は「米中両国にとって大変良い協議だった。習氏と私は世界をより平和で安全にするため、できることは何でもする!」と強調した。
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