阪神大震災、17日で発生30年 神戸で灯籠並べる作業始まる

共同通信 2025年1月15日 18:53

 6434人が死亡した阪神大震災は、17日で発生から30年を迎える。犠牲者を悼む「1・17のつどい」が開かれる神戸市中央区の公園「東遊園地」では15日、紙や竹の灯籠とキャンドルを「よりそう 1・17」の文字に並べる作業が始まった。手伝った市民は「震災をなかったことにせず、次の災害に生かしたい」と決意を新たにした。

 15日午後、東遊園地にはボランティアが集まり、「絆」「祈」「命をつなぐ」などの文字が書き込まれた竹や紙の灯籠を並べた。震災の犠牲者らの名前が刻まれた、公園内の「慰霊と復興のモニュメント」も清掃した。

 他の参加者から当時の被災体験を聞いた神戸市立本庄中2年中越穂希さん(14)は「30年たったけれど、毎年この時期には震災を思い出す人がいる。つらい経験を無駄にすべきではない。知ろうとすることはやめたくない。伝えられたことを伝えていきたい」と話した。

 同市の神港学園高硬式野球部は例年、会場の準備に加わってきた。主将衣笠善さん(17)は「続けてきた先輩の思いをつないでいきたい」と誓った。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧