祖父母ら3人殺害、懲役30年 元警察官の男、静岡地裁浜松支部

共同通信 2025年1月15日 13:55

 浜松市の自宅で2022年、祖父母と兄の計3人を殺害したとして殺人罪に問われた元警察官の無職山田悠太郎被告(25)の裁判員裁判で、静岡地裁浜松支部(来司直美裁判長)は15日、懲役30年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。

 完全責任能力の有無などが争点となった。検察側は精神障害があったことは否定しない一方、凶器を準備するなど計画的だったとして、行動制御能力などの喪失や著しい低下は認められないとした。

 起訴状によると、浜松市中区(現中央区)の自宅で22年3月8日夜、祖父浦山毅さん=当時(79)=と祖母秀子さん=同(76)、兄山田健人さん=同(26)=をハンマーで殴るなどして殺害したとしている。

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