返礼品目玉は「江差町長と会食」 10年前好評も今回は苦戦

共同通信 2025年1月3日 17:57
 北海道江差町のふるさと納税返礼品になっている「照井誉之介町長との会食」の説明
 北海道江差町のふるさと納税返礼品になっている「照井誉之介町長との会食」の説明

 北海道江差町が昨夏から、ふるさと納税の返礼品の目玉に照井誉之介町長(40)との会食を掲げている。約10年前にも当時全国最年少首長だった照井町長による観光案内を返礼品とし、300万円超の寄付を集めたが、今回は苦戦中。町長は「前回のように若さを売りにできなくても、まちづくりの経験に裏打ちされた話は今だからこそできる」と強調する。

 北海道南部の江差町は江戸時代にニシン漁で栄えた人口6600人ほどの港町。昨年6月に新設したふるさと納税の返礼品は、町内の高級旅館の個室温泉付き客室1泊2食で、さらに夕食を照井町長と一緒に食べられるというもの。必要な寄付額は1人券なら29万5千円。

 照井町長は新聞記者として江差町で勤務していた縁で2014年、29歳で町長選に出馬し、当時全国最年少の首長になった。15、16年度に「日本一若い町長のおもてなし江差ツアー」を返礼品にすると約330万円の寄付が集まった。

 今回、旅館から提案を受けたが、年末にようやく1件、51万6500円の送迎付きペア券の申し込みがあった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧