外国人児童の保護者向けに説明会 熊本大付属小「国際クラス」 25年度から試験的受け入れ
熊本大は7日、熊本市中央区の教育学部付属小で2026年度に予定する「国際クラス」の設置を前に、25年度に試験的に受け入れる外国人児童の保護者を対象とした説明会を開いた。
台湾など東アジアを中心に保護者約20人が参加した。塩村勝典校長らが支援態勢や日本人児童との触れ合いなど教育面の特徴と、12月に実施する入試の注意点や通学圏を説明した。
アルジェリア出身の溶接業の男性(36)は「長男が受験を検討している。日本語と英語で学べる環境がいいと思った」と話した。保護者は1年生の授業も見学した。
国際クラスは台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などに伴い、増加が見込まれる外国人の児童を受け入れるのが狙い。日本の学習指導要領に基づき各教科を教えるが、授業は主に英語で進めることを想定している。
25年度は新1年生5人を上限に受け入れ、体育や音楽など一部の授業を英語で実施する方針。(遠山和泉)
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