TSMC進出に対応 「国際クラス」に新校舎 熊本大付属・小中学校の敷地内に建設
熊本大は10日、教育学部付属小中学校に2026年4月の開設を目指す「国際クラス」の児童生徒が通う新校舎を敷地内に建設すると発表した。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出に伴い、増加が見込まれる外国人の児童生徒を受け入れる。
新校舎は3階建てで、延べ床面積2520平方メートル。小中学校とも1学年に1クラスを置く。今後、埋蔵文化財の調査や既存施設の取り壊しを進めた上で、25年1月の着工を目指す。
熊本大によると、国立大の付属小中学校で外国人向けの国際クラスを設けるのは初めて。日本の学習指導要領に基づき各教科を教えるが、授業は主に英語で進めることを想定している。日本人の子どもも受け入れる方針で、定員や選抜方法は検討中。教職員の確保にも努めるという。
TSMC進出を受けて熊本大は本年度、学部相当の「情報融合学環」と工学部に「半導体デバイス工学課程」を新設した。(上野史央里)
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