熊本市で味噌天神例大祭 参拝客にみそ配る 

熊本日日新聞 2024年10月25日 12:53
熊本県みそ醬油工業協同組合のメンバー(右)から、みそを受けとる参拝客=25日、熊本市中央区
熊本県みそ醬油工業協同組合のメンバー(右)から、みそを受けとる参拝客=25日、熊本市中央区

 全国で唯一「みその神様」をまつる熊本市中央区の味噌天神宮で25日、例大祭があった。熊本県みそ醬油工業協同組合(42社)が、県産の麦みそなどを奉納し、参拝客にも配った。

 同宮は、713年に国司が疫病の流行を鎮める目的で建立し、疫病は間もなく収束したと伝わる。また、腐ったみそに同宮のササを加えたところ、おいしくなったとの伝説もある。

 例大祭では、同組合がみそを奉納。26社がみそ約1キロを250人分用意し、参拝客に配った。娘と参拝に訪れた主婦(90)=西区=は「みそは食べると体が温かくなる。いただいたみそは、みそ汁や炒めものに使う」と話した。

 同組合の吉良充展副理事長(56)=高森町=は「後継者不足などから同業者の廃業が相次いでいる。みそを買う際は、県産を選んでいただけるとありがたい」と話した。

 味噌天神宮の由来に関する紙芝居の披露もあった。(石井颯悟)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の経済ニュース